くりたのブログ

三寒四温。

夜になって、厨房の中、足元からの冷え感が一層増しているように思えます。
あちこちの「早咲きの桜」が満開との報が届いたり、と、
季節は着実に春へと歩を進めている気配なのですが、
ここ数日はまた寒さが逆戻り!
薄手の上着では心許なくて、ダウン必須の日が続いております。
この極端な温度差が身体に堪えるのは、この時期の常、
しかも、それに加えて花粉症の難もありますものね、、、。
なるべく体調を崩さぬ様に過ごそうと思う、今日この頃です。


でも、そんな寒い時にこそ、やはり鍋!
くりたのぐじしゃぶ鍋、今シーズンもすでに沢山の方に御利用を頂き、
(→御利用を頂きました皆様、本当に有難うございます!)
この月末の販売終了まで、残すところ後わずか、となりました。

一汐もののぐじと、今が美味しいお野菜色々、
湯葉生麩焼き丸餅、それにぐじを焼いた骨から抽出した特製のお出汁等々がひとまとめになった、
寒い時期のくりたの定番!の鍋セットであります。
ぐじの美味しさに開眼して頂けること間違いなし!の、くりたの自信作、
販売は、3月末まで、です。
まだお試しでない皆様、是非、御利用くださいませ。
(通販サイトはこちらです→)


さて、寒さの戻るそんな中ではありますが、
今日は、現在日々厨房で繰り広げられている、春のお献立の仕込み作業の一コマのご紹介などを—。

上写真は、焼き豆腐の製作の様子。
これから最終的に仕上げるのは、「鰻豆腐」というお一品。
店では、春のかかりのこの時期の定番のお料理なんです。
(→現在トップページの写真に使っているお料理ですー!)

まずは、お豆腐を炙って、お焼き豆腐にした後は、

鰻をタレでつけ焼きに。
もちろん鰻単体のこれだけでも十分に美味しいんですが(!)、
これを焼き豆腐の間に挟んで、、、、と作業は続いていきます。


そして、コトコトと甘辛く炊いて、お豆腐に鰻の旨味をしっかりと染み込ませていきます。
店では、新のえんどう豆の「あん」と合わせるので、
この春のかかりの時期の定番!のお料理にしているんですよねー。

ひとつずつ鰻を挟んで薄板で巻いて、、、、と、少々手間入りではありますが、
(大将に言わせれば、美味しい最終形のための大切な一工程なので、手間とかいうことではない!とのことです。失礼いたしました(笑!))
出来上がった時の、味のしゅんだお豆腐と鰻の一体感、
それに、新のえんどう豆の甘味と、ほど良きとろみのあんのお加減、
この調和が、今の季節感、体感にぴったりときて、本当に格別!なんですー。

大将が一つずつお豆腐と鰻を薄板でくるくると巻く作業を重ねる様子、
これも、店ではこの時期恒例の光景。
これもまた、ああ、春なんだなあ、、と、いうことを実感する瞬間でもあります。

鰻豆腐、これからまだしばらくお献立に登場致します。
春のかかりのお献立。皆様、ぜひに!

 




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鍋職人。

京料理 くりた

京都市下京区⻄⽊屋町四条下る
営業時間 11:30〜14:00、17:30〜22:30
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