くりたのブログ

3分。


高瀬川の桜、
3分咲き、です!
枝により多少のばらつきはありながらも、
(写真は中でも結構開いている方の枝ですー)
全体としては、ほぼ3分、といった感じ。
おそらく今週末から4月に入って、にかけてが、
一番の見頃になるような、予感、です!
楽しみですー!





さて、今日ご紹介の食材は、
「流れ子」です!
京都では流れ子、と呼ぶことが多いのですが、
広く言われる名前としては、「トコブシ」でしょうか。
流れ子、の呼び名は、
動く際、海底を横にすつっっと流れる様に素早く移動することから
付けられたものだと、言われています。
(また一説に、「トコブシ」の呼び名が、
床に伏す、とも取れることから、それとは違う名を、とのことでつけられた、
とする説もある、とも聞きます。)

ですが、そもそもこの「トコブシ」の名も、
海底の岩に、臥した様に付着していることからついた名、と言われており、
どちらにしても、その生態からきている呼び名、なんですねー。

写真の流れ子は徳島産
ところで、いっつも思うことなんですが、
流れ子、形がアワビにとっても似ています。
「これが大きくなったら、アワビになるんですか?」との
ご質問も、よく受けるのですが、
実は両者は全くの別種、なんですね。

見分け方としては、殻の穴の数が違う、んだそうです。
アワビは、殻の穴が4?5個で、
流れ子は6?8個
流れ子の方が穴の数が多い、ということがよく言われています。
穴の見た目も、アワビの方はぐっと隆起した感じなんですが、
一方の流れ子は、フラットな感じの穴、なので、
比べてみると、確かに違う!ことがよくわかります。
(比較出来る様な写真が無くて、スミマセン!)

そして、肝心の味!ですが。
(似てる似てる、っていうくらいやから、ここ、とっても重要ですね(笑))
間違いなく、美味!ですー。
ちゃんと、流れ子としての美味しさ、確立されてますっ!
店ではしょうがと一緒に旨煮にしたもの、
八寸の中のおひとしなとしてお出ししているのですが、
小ぶりな身の中に、貝の持つやさしい旨味が
しーーっかりと詰まっており。
貝がお好きな方には、たまらんお味です。

流れ子、これからしばらく登場いたします。
皆様、是非にー!
殻も一緒に登場しますので、
宜しければ、穴の数も、数えてみて下さいっ!


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