くりたのブログ

梅仕事。

降ったり止んだり、ぐずぐずのお天気が続いております。
これぞ梅雨、ですよねー。
湿度も高くて、ムーッとした蒸し暑さもありながら、
道路脇の色とりどりの紫陽花の色味があまりにもきれいだったり、
「平安神宮の神苑の花菖蒲や睡蓮が美しかったですよー!」などというお話が耳に届いたり。
もうそんな時期なんだなあ!と、感じ入っております。
不快度数はやや高めのこの頃ですけれど、
今だからこそ美しいもの、この時期だからこそ美味しいもの、等々、
ならでは、のお楽しみも沢山ありますものね。
私も梅雨の中休みに、どこぞに水無月散歩に出掛けられたらな、などと密やかに計画しています。

ちなみに、今が美味しい!といえば、
蓴菜旬の明石の蛸も一緒に舌鼓!
梅雨の水をくぐったなら、鱧もいよいよシーズンの始まり、ですー。



さて、そんな中、
店では、こんな恒例の作業も始まっております。
お写真、言わずと知れた「紅南高」
今年も、梅仕事の時期がやってまいりました。

箱を開けると、ふわわーーっっと、梅のなんとも良い香り!
あっという間に、甘酸っぱい香りが辺りいっぱいに広がります。
大きく深呼吸したくなるような、心地良い香りに包まれて、
まずは、ヘタを一つずつ丁寧に取るところから、作業は始まります。
仕込むのは、もちろん自家製の梅干し!
これから一晩水に浸けて、その後水を切って、
焼酎で洗って、塩をまぶして、、、、と、工程は続いていきます。

この自家製梅干し、
完成した「梅干し」をお料理に使う、ということはもちろん、
京都の夏と言えば!の鱧の落とし用の梅肉となったり、
また、漬ける時に上がる「生酢」(→何かと使える優秀調味料なのです!)をこのタイミングで採取することが必要だったり、と、
毎年必ず、一定量を仕込むことが、欠かせぬミッションなんであります。

今年も美味しいのん出来ますように———、と思いを込めながら、
梅雨の間の恒例仕事、励みます!


梅を水に浸けると、表面の起毛が水をはじいて、透き通ったような感じになりますよね!
不思議なんだなー、これが。飽きもせずずっと眺めてしまいます。

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ぐじ。

京料理 くりた

京都市下京区⻄⽊屋町四条下る
営業時間 11:30〜14:00、17:30〜22:30
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