残暑、引き続きですね。
昼日中はまだまだ暑く、我慢強く耐える日々！が続く京都ですが、
ただ、朝と夜に限っては、ほんの少し過ごしやすくはなっています。
一日のうち、「夏ではない気配」を感じる時も、
少しずつですが増えてきており。
こうしてちょっとずつ、夏が終わって、
ちょっとずつ、秋に近づいていくんですよね。
もう、８月も終盤ですものね。早いですっ！

さて、店では。
一足先に、こんなものもお目見え。


島根県浜田港産の、子持ちのササガレイ！です。
ササガレイ、
地方により呼び名が違うようですが、
関西、西の方面では、しゅっとした姿が笹に似ている所から、
ササガレイと呼ばれます。
一夜干しに加工され流通するのが主ですが、
干物のカレイの中では、
最も美味で、そして高級品であると言われています。
特に、秋のこれからの時期に入荷する、
子（卵）を抱いたササガレイ（＝メス）は、
身の上品な味わいに、卵の旨味が加わり、さらに格別！
干物の女王、貴婦人、
なんて呼ばれ方もするようなので、
その美味しさは相当なもの、なんです！

子持ちのササガレイが入荷し出すと、
ああ、いよいよ秋がやって来るんやなあ、と思います。
まだまだ暑い、とは言いながら、
食材は少ーしずつ、秋へ向かっています。
確実に季節は動いているんですよねー！ 

薄ピンクの透き通る様な、キレイな身。
厚みもあり、お腹に見えるオレンジ色の部分が卵。
店では香ばしく焼いてお出しするのですが、
これがほんまに、美味しいんです！
これから以降、御献立により登場予定ですー！

ちなみに以下全くの余談ですが（！）、
今日の「手」モデルは大将です。
ブログにちょいちょい出てくる「手」は、誰ですか？との
お声、よく頂戴するのですが、
私の場合もあり、大将の場合もあり。
今日は大将モデル。
ちょっとグローブみたい（笑）（→ゴメンナサーイ！）