くりたのブログ

霜月朔日。

11月ですね。
ここ数日、外を出歩くと金木犀がふわっと香るようになっています。
体感では半月ほど遅れて、という感じでしょうか。

先月の半ば頃、あれ、そういや金木犀の気配がないな、、、と、不思議に思っていたのです。
原因は、モスキート音が聞こえなくなるみたいに自身の鼻の能力が加齢に伴う変化を遂げているのか、
あるいは、酷暑で花が影響を受けてしまったのか、となんだか気にしつつ過ごしていたのですが、
今年は月がかわって今、11月になってやっとこさ、ということだった様子です。
この連休中、市内でお過ごしの皆様、
町を歩くといたるところで気配があるかと思いますので、
ふわっと香る秋、お楽しみくださいませね。

さて、11月ともなると気になるのは、紅葉のこと。
ニュース等では、京都市内の紅葉は例年通り23日の勤労感謝の日あたりが見頃、との
予報が多いようですが、どうなることでしょうか!?
今後更にぐっと冷え込みが進めば、一気に色付きへの動きが加速する、
ということもありそうですが、
今の所、体感的には例年よりも遅くなるかなあ、という気がしています。
また、紅葉情報については、ブログかインスタグラムでご紹介いたしますね。


さて、お写真は「丹波黒豆の枝豆」です。
秋の数週間しか採れないとされる、丹波の本場の黒豆の枝豆。
黒豆の枝豆とは、
このままずっと栽培を続けると、「黒豆」となるところの枝を、
そうなる前、枝豆として食するよう敢えて早めに刈り取った、というものなんです。
なぜそんなことをするのか?といえば、
これが抜群に美味しい!からなんですね。
旨み、甘み、が本当に濃くて、深い。
しかも、その収穫の時期が秋の数週間に限られていることもあって、
とても希少性が高くて、美味しいもの!として知られているんですよね。



ただ、今はその美味しさを夏場でも楽しみたい!ということで、
色々と品種改良がされて、黒豆の枝豆用の品種、というのも広く栽培されているので、
夏場から秋にかけて、比較的長い期間楽しむことが出来るようにもなっていて、
もちろんそれはそれで、大変美味!なんではあります。

でも、本来の黒豆の枝豆は、
やはり味が一層濃厚で、一粒だけでも相当に美味しく、力を感じます。
写真のものは、先日丹波の道の駅へ行った折に入手したものなんですが、
市場でも出回るのはほんの一時なので、タイミング逃さず手にいれる、というのが重要になります。

食材も、どんどんと秋色が深まってきております。
豊穣の秋の美味、しっかりと楽しみたいですね!

 

 

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京料理 くりた

京都市下京区⻄⽊屋町四条下る船頭町234-3
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定休⽇ ⽔曜⽇

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