くりたのブログ
処暑。
今日は二十四節気でいうところの、「処暑」ですね。
暑さが峠を越えておさまる頃、のはずなのですが、
当然の様に日中は35度超え、というのが今の状況。
「猛烈な暑さ」の字面にも、すっかり慣れ疲れてしまった、今日この頃です。
とはいえ、朝晩はほんの少ーーーーーしだけ、
暑さの勢いも弱まってきている感もあって、
朝方の水やりも、暑さに顔しかめながらということがなくなったり、
夜に帰る時も、20度台にまでに下がってるっ!!!と、29度でもほっとしたり、と、
何を言うてもやっぱり8月も後半なんだなあ、ということを実感しています。
さて8月の後半といえば、
週末に市内の町なかで行われる行事といえば「地蔵盆」。
今日も出勤時、「地蔵盆のため車両通行できません」の看板をあちこちの辻でみかけました。
今は子供の数が少なくなっていることもあって、
すっかり「ご近所の大人の懇親会」のような様相となっている所も多いのかもしれませんが、
私の小さかった頃は、子供が楽しみにする夏イベントの一つ!でした。
「地蔵菩薩の縁日に町内をあげてお地蔵さんをお祀りをする」というのが、この地蔵盆。
でももちろん、子供の頃はそんな趣旨などわからず(!)ただただ子供が楽しむ行事だ、という感覚がありました。
お坊さんの読経や数珠回しから始まって、福引や金魚すくい、皆でアイスクリームを食べたり、
夜には盆踊りがあったり、等々、
スケジュールびっしり、遊び盛りだくさん!の楽しみの二日間でした。
(小さい頃は2日間だったんですが、今はきっと1日、あるいは半日、という感じなんやと思います)
でも、楽しみではありつつも、
地蔵盆が終わるともう夏休みもあと少しで終わってしまう、、、という現実も脳裏をかすめ、
この時よ過ぎないでおくれ、というなんだかもの寂しい気持ちも共存するひとときであったこと、
今でも強烈に覚えています。
なので、今でも地蔵盆の光景や提灯なんかをみると、
懐かしさと同時に、なんだか否応なしに夏終了、というような複雑な思いも同時に込み上げてくる、という、
不思議な感覚に襲われてしまいます。
これ、いまだにその景色を見ただけで一瞬にして戻りますからね(笑!)
子供の頃の記憶、感覚というのはやっぱり強烈なんですよね。
さて、お写真。
店で使っている、「田楽味噌」です。
通年仕込んで、通年使う、大事な調味料の一!ですが、
お献立に「田楽」が入る季節は、やはり仕込みの回数がかなり多くなります。
夏でいうと、これまでなら「賀茂茄子の田楽」。
太白のごま油で揚げたお茄子との相性は、もう言うまでもない!ことですが、
夏の終わりのこれからの季節は、また違う素材との「田楽」をお楽しみ頂きます。
暑さで少し疲れた身体、胃を休めることのできるお野菜との組み合わせ、
しっかり滋養も摂りいれながら、味わって頂きますーーー!
このお味噌、通販、および店頭でも販売させていただいているのですが、
やはり、一年を通じて夏が一番御利用が多くなります。
ご購入をくださった皆様にお聞きすると、
千両なすを田楽に、とか、茄子と一緒に炒めてみたり、
あるいは、きゅうりのスティックに添えて、等々、のお話が多いです。
夏にあると重宝する、この田楽味噌。
店で使っているものと同じものをお詰めしておりますので、
常備すると、お料理の幅がぐんと広がること、間違いなし!です。
もし宜しければ、皆様ぜひ御利用くださいませねー!