くりたのブログ

鷹峯とうがらし。

8月も終わりに近づこうとしてるのに、猛暑はまだまだ終わらない!
日中は外へ出るのにもかなりの覚悟がいるくらいなので、
昼間のお客様をお見送りする際には、
「外は相当暑いので、お気をつけてーーー」というのが、
お決まりの挨拶となっています。
ただ、夜になると暑さも多少はましになっていて、
この数日、少しだけ身体への負担も少なくなっている気がします。
猛暑続きではあっても、やはり一番の盛夏の頃とは違ってきているんですよね。
確実に、季節は進んでいますねー。


さて今日は、この夏の間にずっと登場していた旬野菜のお話を。
お写真、「鷹峯とうがらし」です!
京都の唐辛子といえば、
有名どころでは万願寺とうがらしをはじめ、
伏見甘長とうがらし、田中とうがらし、山科とうがらし、等々、
実は色々と種類があるのですが、
この鷹峯とうがらしも、そんな唐辛子の一つ!
歴史という意味では、
昭和18年頃から、北区の鷹峯あたりで栽培されはじめた比較的新しい品種なので、
京の伝統野菜に準ずる野菜の一つ、という扱いになるんだそうです。
昭和の初め頃全盛であった「伏見甘長とうがらし」が、
果肉が薄い種であったため、もう少し肉厚のものを!という要望に応える形で、
栽培が開始された、とのことなんですね。
(参考「歳時記 京の伝統野菜と旬野菜 」トンボ出版 より)

果肉はやや厚く、そして、丈もやや短く、万願寺よりは小振り。
お味は、非常にすっきりとしていて、完熟すると赤くなって、一層甘味も増します。
クセも少なく、辛味もないので、
揚げたり、焼いたり、焼き浸しにしたり、
何かと使い勝手のよい、甘唐かと思います。


ちなみに、赤い万願寺とうがらしと比較すると、こんな感じ。
(左が鷹峯、右が万願寺です)
ちょっと小さめの赤万願寺を選んでみたんですけれど、
それでもやはり、サイズ感も万願寺よりは小さいんですよね。
果肉の厚みも、万願寺ほど、ではない。
そしてお味も、より繊細ですっきりとした味わい、というような感じになるでしょうか?
前述の通り、この夏も色んな甘唐がらしがお献立には登場いたしましたが、
それぞれに、微妙に風味が違う
ちょっとした個性があって、それぞれに合わせて火加減や、調理法、調味法を変えたりして。
それがまた、楽しいところでもあります。

さてさて、そんな唐辛子のシーズンも、そろそろ終盤。
(とはいえ、最近、万願寺などは通年入手できるんではありますが)
まだまだ暑さは続いていますけれど、
行く夏を思いながら、名残りの唐辛子、しっかりと味わっていきたいですねー!

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