くりたのブログ

鹿ヶ谷かぼちゃ。

お盆も過ぎて、台風もなんとかやり過ごして、
ちょっとは涼しくなるかな?と期待していましたが、
試練の暑さ、続いております。
最近よく聞く「猛烈残暑」という言葉、
「猛暑」と言われるよりも一層身に堪えます、、、、。
今年は暑さが長く居残る、という話ですものね。
今しばらくの根比べ、なんとか覚悟をして乗り切りたいですよねー。


さて、お写真。
毎年この時期になるとご紹介をしている夏の定番、「鹿ヶ谷かぼちゃ」です!
実は今年は10日程前に入手していたのですが、
最初は深い緑色だったのが、早々に黄色へ変化してしまいました。
大きさといい、くびれ具合といい、
左右均等のとれたフォルムといい、今年のんはとても整ってるなー!という印象です。


この鹿ヶ谷かぼちゃ、他の京野菜に比べ、
あまり知名度が無いように思われるかもしれませんが、
実は起源はとても古く、江戸時代(一説に文化年間)まで遡るという、
歴史ある京の伝統野菜のの一つ、なんです。
元々は鹿ヶ谷一帯(→銀閣寺近くのエリアです)が主産地だったようで、
明治時代には、京都市内に流通するかぼちゃの大部分はこの鹿ヶ谷かぼちゃだったんだそう。
それが、大正、昭和と時代を経て、
新品種である「菊座型」の南瓜が登場、それが出回るようになり、
甘味、ほっくり感、が優れる菊座型のものに市場でのシェアを取って代わられることとなってしまい、
結果、次第に需要は減少、それにつれ栽培数も少なくなってしまった、ということなんです。
(参考『歳時記 京の伝統野菜と旬野菜』トンボ出版より)
生産量、流通量が極端に少ないので、
一般的なスーパー等で見かけることはまず無い、と言えるかと思います。

また、お味について、
水分量が非常に多くて、風味も比較的淡白、甘さもやや控えめ、なので、
使い勝手があまりよくない、というのが実情。
(ただ、「鹿ヶ谷かぼちゃのたいたん」を振る舞われる安楽寺の行事ごとなど、もちろん、食す機会や文化はありますー!)
でも、この南瓜の魅力は、なんといってもこのフォルム
くいっとくびれたひさご型、これがなんとも面白くて、存在感があるんですよね。
なので、現在は専らお飾り用、観賞用としての需要が多く、
市場でも、大きさや、形の良し悪しで、値がついて取引されたりするんですよー。

なんとも目を惹く、この鹿ヶ谷かぼちゃ。
店ではこれからしばらく、カウンターの隅にお飾りさせて頂きます。
御来店の皆様、どうぞご覧になって下さいませねー。

 

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