くりたのブログ

ハマグリ。

ここ数日、ぽかぽか陽気の続く、京都市内です。
春エネルギー、ぐぐぐと勢いづいているようで、
数日のうちに、随分と暖かになっています。
こんな時期には何を着るか悩みますね、、、という会話が多くなったり、
こうなってくると耳にするようになるのが、
桜、桜、桜
途端に「桜」の語、あちこちから聴こえてくるようになっています。
高瀬川の蕾も、
昨日一日見ぬうちに、
ぐいん!と、かなり膨らんで、
存在感を増すようになっていて!
色を帯びるようになっているものも、見られます。
昨日今日で一気に歩みが進んだ感があって、
西日本ではもう開花のみられた所もあるんだそうですね。
ペースが早いぞ、今年の桜!と、
早々に皆でそわそわとしだしております。
いずれにしても、
もう「その時」を楽しみに待つ時が、やってきているんですよねー。
これから日に日に、刻々と、
変化を遂げる日々が続くことになります。
実は毎年、開花までのこの時期も、
楽しみでなりません。
今年も、その姿、見届けたいと思っていますー!

という訳で、
今年ははや「花」の方に話題が持っていかれがちなこの月なのですが、
これぞ3月!という食材の、ご紹介。
お写真、「ハマグリ(蛤)」です!

一対の貝殻が、
大きさ、模様等がピタッと合う、ということから、
(実は他の二枚貝でもそうではあるのですが)
将来、長く添い遂げられますように、
幸せになりますように、との願いを込め、
縁起もの、として、
こと三月の女子の節句に食されることの多い、ハマグリ。
古くの時代には、
「貝合わせ」(トランプの「神経衰弱」の貝版)の遊びがあって、
姫君が楽しまれていたことは、
良く伝えきくところですが、
確かに蛤の貝殻、
一つ一つはっきりと違う景色があって、
しかも、模様がくっきり、としています。
この自然の意匠の美しさ!には
いつも目を奪われるのですが、
この模様の線が明確である、という点、
これは国産のものならでは
である気がします。
ぼやっとしたした感じではなく、
線が比較的、はっきり、ぱきっと、しています。
内湾で獲れた、国産ならでは、の特徴なんですよねー。
写真のハマグリは、三重県桑名産
最近は店では熊本産のものを使うことが多いのですが、
今年は、伊勢湾のものがよく入荷しています。
大きくて、身はふっくら、
天然の塩味を含んだ、間違いのない旨味、
これは、美味しい!
店では、お吸い物にしたり、
あとは、その手はくわなの、、、、(笑)
、、ということで、
店ではあとしばらく、
色々な形でお献立に(日により)登場予定です。
皆様、是非にー!

Archives

Latest News

  • 2024.4.15
  • くりたのお料理

めざめ。

  • 2024.4.1
  • くりたの日常

2分3分。

  • 2024.3.19
  • お知らせ

三寒四温。

  • 2024.2.29
  • くりたのお料理

ぐじ。

  • 2024.2.18
  • くりたのお料理

鍋職人。

京料理 くりた

京都市下京区⻄⽊屋町四条下る
営業時間 11:30〜14:00、17:30〜22:30
定休⽇ ⽔曜⽇

  • facebook
  • instagram

Copyright © KURITA. All Rights Reserved.