くりたのブログ

氷魚。

夜になって、足元からの冷気が一層感じられるようになっています。
昨晩は、ちらちらと雪の気配もあって、
これは積もるんじゃないかな?と多少用心をしていたのですが、
今朝起きてみると、
市内は、積もるということでもなかったようで。
でも、
見渡すと、所々にうっすら白色が被っていたり、
店でも手水の水が凍っていたり、と、
1月らしい寒さを、実感しています。


さて、そんな中。
寒いこんな時期ならではのこんなものが、
店に入荷しだしております。
お写真、「氷魚(ひうお)」です!

店に届いたら、まずは第一声!
「あああ、キレイーーーー!!!」

毎年のことながら、出る言葉は決まっています。
キラキラ、まばゆい
これ本当に、本当に、美しい、のです。
この姿から、「氷魚」の名があるのですが、
実は正体は、鮎の稚魚、のことなんです。
鮎は、成長段階により
色々と呼び名が変わるのですが、
寒の今の時期は、氷魚。
姿のあまりの美しさに、
毎年のことなのに、いつだって、
その登場には心躍ってしまう、というのが、
この、氷魚。

そしてもちろん、
心動かされるのは、見た目のみではありあせん!
これが、美味、なんです。
こんなに小さいのに、
一尾口にいれるだけで、
濃い、深い、
それでいて非常にすっきり、きりっとした、
爽快な旨味があります。
それでいて食感は柔らかく、優しくて。
これは、この時期ならではの、
独特の風味。
鮎とは、すごい川魚だな、と、
あらためて認識させられるような、
お味なのです。

氷魚が登場しだすと、
まだ「冬」とはいえ、これからどんどん季節が進んでいくんだな、ということ、
実感もいたします。
寒くても、その時々で、美味しいものがあって!
その時だからこそ出回るものがある、というのが、
自然の恵のありがたき、そして面白いところ。
美味しいもの、これからも続々、登場いたしますよー。
皆様、是非にーーー!

甘辛く炊き上げて、
仕上げますー!

 
 

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