くりたのブログ

梅仕事。


お写真、「南高梅」です!
今年も、梅をつける時季になりました。
作業開始前、箱を開けると、
何とも言えん甘酸っぱい香りが
部屋中、一杯に広がります。
心地の良いええ香りに包まれながら、
一同、今年の梅仕事、開始!です。
まずはヘタを一つ一つ取るところから。

とにかく、傷だけはつけないよう、丁寧に。
その後、水に浸け、一晩置いてアクを抜いて、、、、と、
作業は続きます。
梅仕事の目的は、二つ。

まずはもちろん、美味しい梅干しを作ること。
これから京の料理屋にとり、
梅肉必須のシーズンになりますものね。
(ただ、この夏に使う梅肉は、去年に漬けたものを使って作ります。なのでこれは、来年の梅肉用、ですね。)
そしてもう一つは、生酢(きず)を取ること!
これもとっても重要な作業の一、です。
梅を塩漬けにした時にあがってくる上澄みの水分、
これを生酢、というのですが、
それを丁寧に取って、保存します。
この生酢、いい仕事するんですよ!!!
お料理に色々と使える、調味料の万能選手、
大将は、
「生酢が欲しいがために、梅干しを漬ける、いうてもええ位、やで!」
と言わはるくらい、採取はとっても重要ミッションなんですよー。
ともあれ、今年もええ塩梅の、

美味しい梅干しで来ますように。
今から、楽しみですーーー!
そして、
毎年書いている余談、ですが、
私、梅の実を水に浸けた時に、
表面の起毛が水をはじいて、
粒の周りが透明になる
、この感じ、
これを見るのがとっても好きなんです。
不思議だなあ、と思いながら、
飽きもせず、今年もしばし釘付けになって
しまいました(笑)
ほんまに、きれいです。


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