くりたのブログ

はしりの、はしり。

「暖かい」のも通り越して、
日中は少々汗ばむくらいの陽気の続く、京都です。
この暖かさ、おそらくまだ数度は軽く戻りそうですけれど、
、もう目の前まできている、という感じですよねー。

さて店には、
一足早くこんなものも入荷し出しています。
お写真、タケノコです!!!
シーズン一番の入荷は、京都の長岡京産
「シーズン」とはいえ随分と早いんですが、
市場では早々に流通し出しています。
はしりのはしり、という感じではあるのですが、
店でも試し使い、ということで
早速に使い始めています。
出始め、とあって、
まだまだ小ぶりで、
箱に入った生の状態でも、
香りもまだまだ、ほんのり香る、といった感じ。
でも、
湯がいたものを口に入れると、
鼻からタケノコのええ香りがふうっと抜けていきます。
これこれ、これこそがタケノコの香り。
噛み締めるごとに、春の香り!です。
まだシーズンも始めの時期なので、
爽やかで繊細な香り、味わいではあるのですが、
(さすがに、最盛期のものはもっともっと、がつんと、迫力のある風味があります)
いよいよこれから春がやってくるな、という、
今の時期ならでは!の息吹の気分を感じさせてくれます。
ところで、
京都の春の味覚と言えば、のタケノコなんですが、
いつ頃が一番美味しいんでしょうか?
というお問い合わせを、最近よく頂くので、
最後に筍の時季についてのお話など。
タケノコに限らず、なんですが、
食材には「旬」がありますよね。
一番美味しい時期であるのが、「旬」
そしてその旬をはさんだ前後の時期はそれぞれ、
「はしり」「名残り」と呼んだりします。
出始めの時期から旬に向かう時期が、「はしり」、で、
あ、もうこんなん出だしたんやな、と
その登場、季節の到来を喜び楽しむ、時期。
そして、
旬のピークは過ぎたけれど、まだ出回っていて、
過ぎゆくその登場の季節を惜しみつつ楽しみ味わうのが、「名残り」の時期。
タケノコについて言えば、
店では3月の半ば過ぎ頃から「はしり」として出始めのものを使い出して、
(なので、今年に限っては「はしりのはしり」、という感じになるんですよねー!)
4月の最初にかけて、どんどんと美味しく、
また大きいものが出回るようになって、
ちょうど桜の花が散る位の頃、時期としては4月の2、3週目辺り、に、
一番の「旬」を迎えることになります。
そして、その後も「名残り」という形で、
だいたい4月一杯まで、お出しする、という、
そんなスケージュール、となります。
年によっては、5月のGWにもお出しできたり、なんて例も過去にはあるのですが、
今年は出始めが早いので、
どうなるかなあ?と皆で話したりしています。
その時期ごとに調理の仕方、料理の形も微妙に変えながら、
その時期ごとの楽しみ方のできる、たけのこ。
今年はちょっと早い目ですが、
筍シーズン、いよいよスタート、です!
皆様、是非に。
タイミング、御予算により、ご準備できない場合もありますので、
詳細については、御予約の際に是非、ぜひお尋ね下さいませ!)


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京料理 くりた

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