くりたのブログ

海老芋。

雨続きの昨日今日、思いもかけず気温も下がらず、
肌寒さも余り感じず過ごしているここ数日、です。
そんな中、夜の夜間拝観が始まっている寺社も多く、
永観堂に行って来ました!」などというお話もよく耳にしたりしています。
市内の紅葉(イロハモミジなど)、まだまだ色付き始め、という状況のようですが、
木により真っ赤になっているものもあるらしく、
お人さんの混み具合等も全て合わせ考えると、
一番のピーク時よりはゆっくりと楽しめる、というのが、今!かもしれません。
そして、今日の時点でキレイとの声が上がったのは、
貴船神社!やはり町なかよりは色付きが進んでいるようで、
見頃、とまではいかないまでも、美しかった、と
出向かれた皆様、仰ってました。

現時点では、北の方面がやはり色付きは進んでいる様子、ですね。
これからどんどん情報は入ってくることと思われますので、
また、随時、お知らせさせて頂きますねー。
さて、お写真。
「海老芋」です!
早くも第一弾が入荷し出しています。

秋〜冬シーズンにかけての京野菜の代表、「海老芋」
上写真、土付きなので見え辛いかもしれませんが、
よく見ればエビによく似た縞模様に、形はくいっと曲がっています。
この姿から、「海老芋」の名があると言われているんですね。
それで、ちとややこしい話ではあるのですが、
写真のものは、富田林産
京野菜でありながら、産地は大阪、なんです。
現在、海老芋の産地としては、
静岡の磐田、そして大阪の富田林が、
二大生産地となっていて、(シェアとしては磐田が一番)
店では、富田林のものを好んで使っています。
本来、海老芋は京都が発祥、ではあるのですが、
おそらく栽培に際し、
土壌条件がより適している地が他地域で見出され、
次第に他のエリアへ生産地が移っていった、等の
諸事情があるのかと思われます。
(ただ最近は、京都産の海老芋も盛んに栽培されるようにはなっていて、
早く良いものが手に入るようになればいいな、と、期待していますー!)
海老芋、種類としてはサトイモの一種ではあるのですが、
これが、ただのお芋ではないのです!
質感はねっとり、非常に、非常にキメが細かく
口にいれるととろける様な、なんとも言えん食感、口どけがあって、
そこからさらに、芋の甘味深いコクが口一杯に広がります。
「裏ごししてあるのかと思った、、、」
「海老芋って、こんなに美味しいお芋、なんですね!」等々、
びっくりした!との感想がとっても多いんです。
一度食べると、クセになる。
記憶に残る味わい、それが海老芋、なんですーー。
店では、ほっくり炊き上げた海老芋に、
コッペガニのあん昨日、ブログでご紹介したものですー)をとろりとかけて、
お召し上がり頂きます。
この両者のマッチング、是非一度店でお試し下さいませ!
海老芋、これからしばらくお献立に登場予定です。
(現在、主に夜のコースでお出ししております!)
皆様、是非に!


 

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京料理 くりた

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