くりたのブログ
寒ブナ。
底冷えの続く、京都です。
バレンタインデーも過ぎ、2月ももう折り返し。
15日の今日の京都、
京都マラソンあり、知恩寺の手づくり市あり、
そして寺院によっては涅槃会が行われるところがあり、と、
何かと行事ごとの多い、一日でした。
もう後半戦とはいいながら、
まだまだ寒くて、きっちり底冷えのした日中だったので、
走るにしても、見にでかけるにしても、何にしても(!)、
きっと大変な一日だったことだと思います。
さて、今日は、
そんな寒さがまだあるこそ、まだ楽しめる、という、
今だからこそ、のこんなもののご紹介。
お写真、寒ブナです!
今の時期だけ楽しめる,寒の味覚、寒ブナ。
写真のものはゲンゴロウブナ、
店では洗い(=お造り)にして、お出ししています。
鮒のお造り、って、生臭いんじゃないかな?
と思われるかもしれませんが、
寒ブナはさにあらず。
この時期の寒ブナは、
水の底に潜んで、あまり活動もせず、
言うならば、半冬眠状態にあります。
じーっとしていて、餌を食べることもほぼ無い、という状況なので、
今の時期、一年の中でも最も身体の中が
キレイでクリーンな状態である、ともいえるんです。
なので、川臭さなどほぼ感じることがなく、
身のもつ美味しさを
存分に楽しむことができるのが、今の時期なんです!
店では洗いにした身に、
ちょっと火を通した鮒の卵をまぶしたものを、
酢みそにつけてお召し上がり頂きます。
これ、「子まぶし」などと言われるのですが、
鮒の身のすきっとした旨味、コリっとした食感に、
卵のコクが加わって、
そしてそこに酢みその酸味もアクセントになって、
このマッチングが、
本当に心地よく、美味しい!んですーー。
寒ブナ、登場はあとしばらくの間、です。
美味しいですよー。皆様、是非に!
(日により、御予算により、お出し出来ない場合もありますので、ご了承下さいませ)