くりたのブログ

ミニオクラ。

朝晩は随分涼しくなりましたね。
日中こそ、多少湿り気の多い暑さを感じることもありますが、
いつもの9月よりは、ずっと涼しい!
例年だと、まだ「残暑」の言葉を多用する時期、なんですが、
今年は(今のところ)そんな感じでもなく。
このまま、秋へ秋へとむかうのだろうか?と訝ったりしています。
身体は楽ではあるけれど、
やはり今年の気候、少しおかしな感じがしますよね。


さて、今日は夏の名残りの、というお野菜を。
お写真、 「ミニオクラ」です!
名前の通りの、ミニサイズ。
長さ3〜4センチの、小さな小さなオクラ、です。
この大きさのうちに収穫された、
いわゆる
早採りのオクラで、
高知や香川が一大産地、写真のものも
高知産です。
で、そもそもの、「オクラ」の名、
これ実は英語なんですが、(→okra です。意外、ですよね!?)
アフリカが原産、
歴史は古く、なんと紀元前位にまで遡るらしく、
さらにそれが日本に伝わったのは、
幕末〜明治のころなんだとか。
あまりにも日常に身近な、お野菜ですけれど、
こんなに歴史があるものなんですよね。

そしてこのミニオクラ、
味は、通常のオクラと同じなんですが、
やはり一番の売りは この小ささ
「なんて、可愛いっ!」
「普通のオクラを小さく切って上手に整形してあるものだと思ったら、
良くみてびっくりでした!最初からこのサイズ、なんですね!」

と、驚きの声が上がることも、しばしば。
(これやっぱり、女性からのお声が圧倒的に多いです。
私もなんですが、やはり小さいものに惹かれる傾向ありますよね、女子は(笑)!)

あんまりにお尋ねが多かったりするので、
満を持して、本日御紹介、なのです(!)

この小さくて、鮮やかな緑色が、
お料理の中の彩りアクセントにはもってこいなので、
特に料理屋が好んで使います。
(なので、一般にスーパーなどで見かけることは
ほとんどないかと思います。)
店でも現在、お出汁をさっと煮含めたもの、
炊き合わせのお一品の中のあしらい、として、
さりげなく、そっと添えて使っているのですが、
緑がよお映えて、お料理を引き立ててくれています!
普通のオクラ同様、
料理法は色々と出来るのですが、

ミニオクラは未成熟で果皮も非常に柔らかいので、
実は、細かく刻んで生のままでも頂けるんですよー。

オクラ、皆様もこの夏、
きっとご家庭で沢山召し上がられたことと思います。
最近では、なんやかんやで年中見かけることも
不可能ではなくなって来ていますけれど、
それでもやっぱり、
オクラのシーズンも、そろそろ終わり、です。
ネバネバ食材好きさんには寂しい限りですよねー。
 

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