くりたのブログ

早採り銀杏。

8月、入りましたねー!
今日は小雨が降ったりやんだりで、
日も陰って多少は涼しい一日、であった京都なんですが、
油断は出来ません!本格的な暑さ、これから、ですよねー。
さて、8月と言えば、
恒例になってきているのが、「京の七夕」のイベント。
本日より開催されているようですね。
堀川会場、鴨川会場の2つのエリアに分かれ、
各々で七夕をモチーフにした、様々な形でのライトアップや、
オブジェが展示されたり、、、と、いった催しが、
旧暦の七夕であるこの時期に、行われるというイベントで、
今年で開催5回目になるんだそう。
私、確か去年初めてゆっくりと見に出掛けたんですが、
これがなかなかに楽しくて。
鴨川左岸に映し出されるプロジェクションマッピングなど、
結構見応えがあった、という記憶があります。
時間があえば、今年も行ってみよかな?と思てます。
開催は11日(月)までとのこと。
皆さんも、是非にー。


さてさて、8月最初の、今日のお写真、
「銀杏」です!

ぎんなんって、秋の!?え?もう!???
そうなんです。
ただ、これを今お出しするのは訳があって、
この銀杏、既に今の時期木になっているものを、
木から直接採取している、という言わば、
「早採りの銀杏」なんです!

実は市場では、「早採り銀杏」として、
7月の半ば、祇園祭の真っ只中の頃から扱いがあって、
店でもすでにその頃から、お献立に登場済み。
シンプルに、塩で丁寧に炒ったもの
お出ししています。
写真のものは、九州の熊本産。
産地であるそのエリアでは
「早採り」のものを採取すべく、
背の低い木が栽培されている、とのことなんです。
さて、何が、どこが、秋の銀杏と違うのか、ということについて。
まずは、殻を割ってみると、

若い若い、緑色!なんですー。
今は「やっとこ」を使って割っていますけれど、
じつは殻も柔らかい。
入荷したての頃は、手でも割れるくらい、なんです。
この緑色が、火が入るとますます発色がよくなって、
その鮮やかな色目から、この若い時期の銀杏を、
「翡翠銀杏」と呼んだりもするんですよー!

そして、、ですが。
これがね、明らかに秋の銀杏とは、違う!んです。
詳細を記しすぎて、
召し上がった時の驚きが薄れてはいけないので、
あえてここでは、書きません!
が、秋の銀杏とは、味、食感、
全てにおいて、違う。
秋の銀杏はちょっと苦手だけれど、これは美味しい、
と仰るお客様も、結構おられます。
なんしか、色から、味から、食感から、
とっても印象深い、味わい
実は毎年、この早採り銀杏の登場を今か今かと
楽しみにして下さっているお客様も、
とても多いんですよー。

お献立のラインナップに加わって、
そろそろ半月になりますが、
その間にも、少しずつ、少しずつ、秋の銀杏に近づいていて、
その変化も、また楽しかったりもします。
早採り銀杏、登場は8月半ば頃までです。
皆様、是非にー!
 

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