くりたのブログ

畑菜。

夜になって、雪の降り始めている京都です。
大寒波、到来。
「厳重な警戒を」「無駄な外出は控えて、、、」等々、
注意喚起の言葉があちこちから聞こえてきています。
明日にかけて各地、まとまった積雪になるとのこと、
皆さま、どうぞお気をつけ下さいますように。
私も、しっかりと備えたいと思います。


お写真、
「畑菜」です。
京都では、
初午の日に畑菜の辛子和えを頂く、という風習があります。
「うちとこはお揚げ(=油揚げ)と一緒に炊いたん食べるえ!
とのお話聞いたこともあるので、もしかすると調理法は様々で良いのかもしれません。
(不確かなことでスミマセン、一度きちんと調べときます!)
が、なんしか、初午の日には畑菜、これが昔からの習わし、なんですー。
今年の初午は、ちょうど立春の2月4日だったので、
すでに過ぎてしまってはいるのですけれど、
1月末から2月にかけて旬を迎える野菜なので、
この期間、初午に限らず、使う機会の多い、アブラナ科の葉野菜なんであります。

関西(特に京都、でしょうか?)ではこの時期、
スーパーなどでもよく見かけるんですが、
それ以外の地域にはあまり出回っていないようですね。


京都での産地としては、
伏見区の久我地域などで多く生産されている、この畑菜。

一体なぜ、初午の日と関係があるのか?ということなんですが。
これ実は、お稲荷さんと深い関係があるんです!

初午(つまり2月に入ってから最初の午の日、今年は4日でした)の日、
稲荷神社の総本山、京都の
伏見稲荷大社では、
「初午大祭」という盛大な祭礼が執り行われます。
「2月の初午の日にご祭神が鎮座された」という伝承から、
それをしのび、讃えるためのお祭りなんですね。
全国の稲荷社でも同様に、様々な祭礼が催される事と思います。

そしてこの伏見稲荷を最初に祀ったのが
秦伊呂具(はたのいろぐ)という方だといわれており、
その秦氏(はたし)と畑菜(はたけな)の読みをかけ、
そこから、
祭礼の日の初午に畑菜を頂くと縁起がよい
といわれるようになったんだということ、なんだそうです!

この習わしがいつ頃から始まったことなのかはわかりませんが、
この畑菜、初午のあたりがちょうどまさに旬!で、
抜群に美味しい時ではあるので、
旬に根ざしたどストライクな風習だなあ、といつも思います。

これから2月の半ば頃までが美味しい時期なので、
店でも辛子和えにしたもの、八寸の中のおひとしなとしてお出し致します。
たかが菜っ葉かと思いきや、
食感が少し、変わっているんです。
ちょっと粘りがあって、それでいて味はさほどクセもなくて。
辛子とも、油揚げとも、相性は◯。
でも、小松菜ともちがう、カブの葉とも、全然ちがう!
不思議な、独自の魅力のある葉野菜、畑菜、なんですー。

あとしばらくの間、お献立に登場予定です。
皆様、是非にー!


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