くりたのブログ

鯛中鯛。

お写真、
とある、作業中。
お魚は、
今が旬の、紅葉鯛
秋に美味しい、真鯛(マダイ)です。
写真はもちろん、明石の鯛
それをまずは、
ちょうどの加減で焼く、
ところから始まって、
その身を、ほぐします。

胸ビレの付け根の身を、
丁寧に、
ほぐす、ほぐす。
するとなにやら、
出てきます。
少しずつ姿が、
見えてきた、これは、、、!

「鯛の鯛(たいのたい)」です!
硬骨魚類にある、えら近くにある骨の一部、なのですが、
その形はまるで、魚!
「目」のように見える穴もあって(実は胸ビレを動かすための神経の通る穴である)
しゅっとした尾もあって、魚の形、さながらなんです。
しかもこれ、各々の魚により大きさや形が違うので、
その魚の名でもって、
例えば、「鰆の鰆(さわらのさわら)」「鱸の鱸(すずきのすずき)」
なんて呼び方がなされます。
でも、その形の見事さ!ということで言えば、
「鯛の鯛」は、別格
フォルムが非常に美しくて、
また、目出度い鯛の中にある鯛!ということで、
昔から特に珍重されてきた、というのがこの「鯛の鯛」、なのです。
縁起物として、お財布に入れておけば幸せがやってくる!
なんて話も、よく聞きますよね。
もしかすると最近では、開運グッズということで、
耳にされたことのある方も、多いかもしれません。
でも実は、
鯛にはこの「鯛の鯛」以外にも、
不思議な形をした骨がいくつかあって、
「鯛の七つ道具」と言われているんですよ!
(九つ道具、とする説もあるようです)
その「形」が絶妙で、本当に面白い!んです。
また機会があれば、ご紹介いたしますよね。
、、、と、骨の説明ばかりになりましたけれど、
主役は「鯛」です(笑!)
今が旬の紅葉鯛、
店では炊き込みご飯にして、現在お出し致しております。
鯛ともう1つ、秋ならではの食材を、組み合わせて。
これまさに、秋色ごはん
土鍋でふっくら炊き上げるのですが、
秋の香りに、思わず顔がふうっとほころぶような、御飯なんですよー。
これからしばらくお献立に登場予定です。
皆様、是非にーーー!
 

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京料理 くりた

京都市下京区⻄⽊屋町四条下る
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