くりたのブログ
菊の節句。
一雨降って、随分涼しくなりましたね。
高瀬川にも水が戻って、
しかも川沿いの生け込みからは秋らしい虫の音が聞こえ出したりしていて、
もしかして、このまま秋突入か!?
ということには多分ならないんだとは思いますけれど、(笑)
今日はどことなく、あ、空気が入れかわった! と感じる一日でした。
今日は五節句のひとつ、重陽の節句ですね。
陰陽思想では、数字の奇数は縁起の良い「陽の数」といわれており、
その陽の数の中でも一番大きな「9」は最も崇高な数で、
それが、9が重なる9月9日が重陽の節句、と言われる所以だそうです。
この時期(正確には旧暦ですが)は菊が咲く季節である事から、
「菊の節句」ともいわれていて、
また、菊に不老長寿の霊力があるとのことから、
長寿を祈ってこの日に、菊花を飾ったり、綿に菊の露をしみ込ませたもので身体を拭ったり、
菊酒を酌み交わしたりしてたんだそうです。
今ではあまり見られなくなったこれらの習慣ですが、
季節、暦がかわる節目にいろんな事を感じとって、時を自覚する、というようなこと、
とてもいいなあ、と単純に思ったりします。
菊花を浮かべたお酒をいただく、ことならできそうなので、(笑)
早速実践したいと思います。
写真は店の9月の玄関のお軸、
白菊です!